安部康英先生 

中学3年の担任は美術の先生


どこか他の先生と違って、体裁や形にこだわらず人と人との心を求める方でした。




学年一いたずら好きなクラスでしたが、我々が悪さをしてもそれほど怒りませんでした。


ところが、クラスの面々が安部先生にウソをついたとき、教壇の先生は涙を流して泣いてました。



「ウソは・・・・ウソをつかれると先生は悲しい・・・・」と、


嗚咽でした。




その時、


『人間あやまって人の心を傷つけるときもある、間違った行動をしてしまうこともある、


けど、ウソほど人を傷つけるものはないんだ』  と気づきました。




3年前、先生の古希祝い。


安部先生からの皆への言葉は
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肺腑をつく言葉です。




そして、数週間前、安部先生の絵(ポスター)が偶然私の手元へ
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コトブキヤ画廊で額縁に入れ、居間に飾った矢先の訃報でした。



安部先生ご永眠と。






毎晩、夜中に我々の自宅を訪問してきては、親へのあいさつもそこそこに、どかどかと子供たちの部屋へ

「お~い!勉強してるか!!!」


毎晩、毎晩、我々のために、ずいぶんご家庭にもご迷惑をかけてたのだろうな。




お通夜の会場にはたくさんの先生の絵が飾られてました。



そして、初めて見る先生のパレット。
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ここから優しさが生まれてたんだって、クラスの面々も感動。



悲しかったけど、先生の絵とパレット見て、暖かい気持ちを胸に帰路につけました。



 合掌  心からご冥福をお祈りいたします。
by moriken1103 | 2012-11-14 23:26 | 独り言
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