竿を持ってぶらぶら


釣竿を持って川に行っても、ヤマメが釣れるまで決して安らぐことなんて出来なかった。

普段使いもしない集中力を振り絞り、脳細胞にムチをうって釣れるまで必死でした。

釣れたら釣れたで今度はもっと大きい魚をと、安らぐことがなかった。

しかし、今思えば最近まで私はよくよく遊び方を知らなかったように思う。



今年の解禁、いくつかの川へ出向いて見ましたが、天候のせいか水性昆虫の羽化がみられませんでした。

ヤマメのライズ(捕食サイン)も見つからず、一日川を見てまわっただけで、竿は一度も振りませんでした。
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今日は、虫もヤマメもお休み。


今はそういう自然のサイクルを受け入れることが出来る。


今度来たときは、虫が飛んでライズがあるかも。

その時は元気なヤマメと会いたいなってな感じ。


難しい状況を受け入れるのも、ヤマメの機嫌を待つのも遊び・・・




4月も半ば、若者の友人のガイドとして宮崎の渓流へ
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透き通る水の中を歩きながらポイントを回ります。
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ポイントへのアプローチ、毛ばりの選択、流し方を指示するも、なかなか思うところに毛ばりを落とせず・・・・・
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ややキレ気味に
「ここで、釣って見せてくれませんか!!」と。
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ならば・・・・と、フィッシュ!!!! 
面目保てましたが、このヤマメが彼に火をつけたのか、結局昼までの釣行が夕方までに・・・
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帰りの車では運転手の彼が疲労で撃沈、


結局、私が運転(笑)。


釣れなかったけど、綺麗な渓流に満足の一日だったよう。

「もう一度連れて行ってください」と (嬉)
by moriken1103 | 2012-04-22 12:12 | フライフィッシング
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