「足から寄生虫が・・・・」


テレビで寄生虫の話をしていた。

水の中のその寄生虫を飲んでしまうと身体の中で繁殖して成長するんだって。
大きくなった成虫は人間の足のつま先のほうへ降りて行く、
すると足の先がすっごく痛くなって熱くなるんだそうです。
あまりの暑さにその人間は足を水の中に着けると、大きく成長した成虫は皮膚を破って出てきて、水の中に戻って行くって話。

息子とTV見ながら、「お~、怖え~~!!」って。




息子が寝入った12時前、そろそろ私も寝ようと寝室に入ったところで、
突然、足の薬指に激痛!!!!!

それも尋常じゃない、電気が走るような激痛!!

とっさに、ムカデと判断しました。

今までもなんどか洗濯物に紛れてたことあったし、

しかし、あまりの痛さに叫び声というかうめき声をあげてしまいました。
息子もびっくりして飛び起きてやってきました。



「どしたん?」

「なにかに刺された。ムカデやと思うやんけど」

「うそ~、ほんと?どこにおるん?」


息子が、床を徹底的に探すが見つかりません。
その間も痛みは尋常じゃない・・・。

「ムカデじゃないかもな・・・」

「今はそんなこといいから、痛みが・・・・、お願い冷やすからアイスノン持ってきて!
痛くて歩けない」

「分かった」

到着したアイスノンで足先冷やすも、痛みは一向にひきません。

「どうあるん?痛てえん?」

「つ~ぅ・・・、痛いし、なんだかすっごい熱い・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「それっち、・・・・」


ギンギンに冷やしているせいか、痛みのせいか、痛くて力入れすぎたせいか、無意識に足がピクンって動いた。


やべ~、お父さんあれや!TVでいってたやん!! 」

「う~~ぅ、本当に痛い。いややっぱムカデかなんかと思うよ」

また、足がピクン!

やべ~ぇ!やっぱそうや。足の中で寄生虫が出ようとして動いとるけん、足がピクンってなるんや!!熱いやろ!! 」


「うん、痛くて痛くて、熱い気もする・・・」


「やべ~ぇ!!まさかな~、いや~やべぇ~よ、なあ、風呂に行って水に足付けてん! 」

なんじゃ、顔は心配そうだが目の奥には好奇心が???



父は恐怖のどんぞこ!

本当に虫が出てきたらどうしよ、いや~~~~っ・・・、そんなの怖い!!

虫が出てきて、途中で止まったらどうするんやろ?

くるんってこっち向いたら・・・・・いやだ~~。。
 


なんとか冷静を維持しながら
「お風呂はお湯やけん、付けてもだめやん」
とか、わけのわからん返答。


息子は「なるほど・・・・・」と納得。そして、

「あれって、TVで何十センチにもなるって言ってたよな。
そんなんが足の中から出てきたら・・・、すっげ~~~やっぱ、そーとー怖え~し!!
どう、まだ出てきそうにない?」

「あれ、なんか足の先が赤いやんけど・・・、あれ・・いやや・・なにか出てきた・・・
助けて~~、
なんて嘘!!痛いけど・・・・」

恐怖を紛らわすような強がりのウソ、



「あっそ・・・・・・、俺眠いけん、何かあったら呼んで」


30分ほどで痛みは少し下火に、
その夜、寝ても足先が気になって気になって・・・、



朝、起きたら3cm程の小さなムカデの死骸発見、

「よかった~、寄生虫じゃなくて・・・・、なわけないやん!」
とはいえ、じつはほんとうに怖かった。
by moriken1103 | 2011-07-06 22:36 | 独り言
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