Pilates


妻のPilates studioには最近アスリートたちが通ってきていることを以前も書きましたが、

日本サッカー協会も昨年暮れあたりに、体幹トレーニングに関する指導を発表しました。



要するに、今まで日本のサッカーは強くなるために、選手個人にスピードとパワーとテクニックを求めていたわけです。(戦術やセンスはここでは別として)

しかし、どうしても日本の選手はフィジカルの弱さを克服できない。


そんな時に、本田選手や長友選手など、海外でも十分通じるフィジカルの強さを持った日本選手が現れてきました。

彼らは自他ともに認める“体幹トレーニングおたく”だったわけです。



そこで、フィジカルの強さ=体幹???なんて、今更ながらの問題が日本で浮上したのでしょう。

今更ってのは、ヨーロッパの有名クラブチームはほとんどがピラティス・スタジオを有してます。
当然彼らはピラティスで体幹トレーニングを行なってきました。

以前から、タイガーウッズ他世界の一流アスリートはほとんどがピラティスを取り入れてきました。




では、なぜピラティス?体幹トレーニング??

専門的なことは後日に回しますが、明らかなのは一生懸命練習、トレーニングすればアウター・マッスルは鍛えられます。パワーもスピードもつくでしょう。

しかし、多くの選手は偏って鍛えられたアウターマッスルにより身体のバランスを崩しています。当然怪我をしやすいですよね。

また、身体の中心(インナーマッスル、コアマッスル)は練習では十分には鍛えられません。
つまり、鎧ばかり強くなり中身が今ひとつなわけです。



日本サッカー協会も世界をめざしてジュニア育成のための体幹トレーニング指針をTechnical news Vol.12に発表しました。



これから、変わるなって私は予感してたのですが、ただ一つ問題が!!


このTechnical news Vol.12にはいわゆる体幹トレーニングの動きを記載しており、トレーナーはそれを参考に指導するのでしょうが、確実に正確に体幹筋肉(インナーマッスル)を鍛えるには、しっかりと高度の知識をもったトレーナーでないと難しいということです。
つまり、ピラティス等の指導者に準ずる人でないと。


今回私は呼吸法からならったのですが、目的の体幹筋肉を刺激するための動きの的確な指導の奥の深さにはびっくりしました。

これは、まず文章や図では表現できません。

そして、目的のトレーニングに至るまでにはそれなりのステップが存在するのです。

呼吸法他を選手がある程度のことをマスターしなければ、効率のよいトレーニングに至らないと感じました。



個人的に日本サッカー協会の育成は前進していますが、これらの問題をきちんと克服できるのか注目しています。

メニュー作成しても、的確な指導が出来ていないために、成果が挙げられない可能性が十分にありえます。


指導者の育成、そしてその指導者に習うためには費用もかかる!
一度や二度の指導では無理でしょう。
選手は通わなければ習得はできない。




しかし、成長させる手段がそこにあるのは事実だと思います。


Technical news Vol.12にも書かれているメニューをまねしてみました。
Pilates_f0201170_191597.jpg


Pilates_f0201170_1915350.jpg


しかし、今の段階では全くといっていいほど効果の出るレベルに至っていません。

たいしてリフティングも出来ない、トーキックしかできないのに、シュートの後のガッツポーズの真似をしているようなものです。




個人的に、わたくしMr.メタボリックは健康のために今週から妻にピラティスの手ほどきを受け始めました。
by moriken1103 | 2011-05-08 19:18 | サッカー話題
<< ROSES  雨上がりの朝 >>