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モチベーションビデオ(MV)の効果

モウリーニョ監督も長期、高額契約が多い現在では以前に比べて一試合一試合のモチベーションを保つのが難しいと言ってました。


チェルシーFCが実際に作成したモチベーションビデオです
語りはアルパチーノです。
最後に「チームとして立ち直るか、個人として死に絶えるか」と。苦しんだ2012/2013のもの。





2009年のチャンピオンズリーグ決勝前にFCバルセロナが観たモチベーションビデオです。
ペップ・グアルディオラ監督が地元のTV局に依頼して作成し、マンチェスターユナイテッドとの決勝直前に選手に視聴させたビデオです。
(1分12秒後に始まります)




海外のプロチームが作るモチベーションビデオは、選手たちの心に響くかどうかに主題があるようです。


you tubeで調べると昨今多くのチームが作成しているようですね。






さて、私自身今まで西の台JFC、西中サッカー部、そして今回大分豊府高校サッカー部といくつかのモチベーションビデオを作製してきましたが、少し考察。



まず、一般に薦められるMVの構成は以下の3つの場面よりになります(永尾ら、2010)。

1、選手自身のプレイ映像

2、チームメイトのプレイ映像

3、(円陣や得点後の歓喜の輪などのように、特定の個人に注目していない)チーム全体の映像






予想される心理的効果(Baundra 1986、1997)ですが、

1、self efficancy自己効力感:特定の課題に対して、適切な行動を成功へと遂行できるという予測や確信の程度⇒ひとことで言うと「俺はできる!!!」

2、collective efficancy集団効力感:課題の達成に必要とされる行動を系統立で実行するための能力に対する集団で共有された概念⇒ひとことで言うと「俺たちはやれる!!」

#集団凝集性:集団のメンバー間が引き合う魅力を維持する社会的な力で、集団を分裂させる力に対抗する力である=チームワークを発揮する上で必要不可欠な概念⇒「チームの信頼関係、まとまり」




そしてモチーベンションビデオの場面ごとの心理効果は(永尾雄一ら 2010 年)

1、選手自身のプレイ映像は自己効力感を高める

2、チームメイトのプレイ映像やチーム全体の映像は集団効力感を高める。

3、一方モチベーションビデオは視聴は直接集団凝集性を高めなかった。



え!!集団凝集性には効果がないの??

集団効力感と集団凝集性は円環的な相互作用が指摘されており (Feltz et al., 2007)、研究でモチーベーションビデオが有意に集団凝集性を高めなかったとされてても、集団効力感を高めることにより間接的に集団凝集性を多少は高める可能性はありそうです。
また、モチベーションビデオに何らかの付加価値を与えることにより、さらに集団凝集性への効果が高まる可能性もありえます。




今回、大分豊府高校サッカー部モチーベーションビデオにおいて、合宿のきつかった場面や、決起集会で皆で楽しめた場面を追加することで、集団凝集性への効果へも多少波及することを期待しました。

具体的な効果判定はしていませんが、それらが多少なりとも集団凝集性への働きかけになりはしないかと期待したためです。




平成25年度神奈川県立体育センター研究報告書において「選手のモチベーションアップに関する研究」~選手の心に響くモチベーションビデオの作製方法及び作製のためのフレームの開発と提供~という報告がなされています。
この中で、モチベーションビデオの作成法に言及していますが、ポイントとしては

1、テーマを設定して作成する。確かなテーマを設定するには「今、チームはどのような状態であるのか」「この選手調子はどうなのか」という現状をしっかり「把握している人」の存在が大切

2、選手やチーム全体の普段の頑張りや想いを良く知っている人が作製すること。

3、モチベーションビデオは理解させるものではなく感動させるものである

4、効果は一過性のものであり、視聴効果は8時間以上すると失われる。一番効果的なタイミングは試合直前もしくは1時間前である。

5、そして、とても大切なこととして、「誰が作成するか!」が指摘されている。「私達のOOが、私達のために作ってくれた」その気持が伝わるビデオこそが、選手(視聴者)の「モチベーションアップ」に繋がっていくのであると言えると、まとめられていた。




この、神奈川県立体育センター事業部指導研究課 調査研究班の報告は今からモチベーションビデオを作成する方にはとても参考になると思います。





まあ、見る側は理屈で考えすぎるとよくないんだけど、有効利用しようという意識は大切ですね。



ひとつ反省!!

出来上がると嬉しくて! 「みんな!見て!見て!」と、なってしまうのですが、


公開はここぞ!というタイミングが大切なんでしょうね。
by moriken1103 | 2014-11-11 15:16 | 学習コーナー | Trackback | Comments(0)

緊張を解く深呼吸とは・・・

ソフトバンク1点リードの9回、ピッチャーはサファテ


プロでもこの場面、さすがに緊張するのでしょうね。


3人フォーアボールで1アウト満塁へ。 ストライクが入らない・・・・


こんな時、だれでもなんとか平常心にもどそうと葛藤するでしょう。



深呼吸!!


大きく吸って~~~、フ~~~ッと吐く!!!


これが逆効果なんだそうです!!!!!



【NHK式+心理学】 一分で一生の信頼を勝ち取る法  NHK式7つのルール   矢野 香:著
からの内容です。



「大きく吸って~吐いて~」という深呼吸はますます緊張を高めるそうなんです。



 緊張を解くためには、まず、「もう息を吐けない!」と思うまで吐き、その後、鼻からゆっくり息を吸います。


 その後は、自然に呼吸。



なんだそうです。


この深呼吸により、新しい空気をたっぷりと肺に入れ込むことができ緊張が解けるのだと。





たしかに、ヨガやピラティスの呼吸法もしっかりと吐ききることにこだわりますからね。



簡単なことなので、ちょっと意識して、PK蹴る前にもいいかも、、、、



TVの中のサファテに「息を吐け~~~~~~!」って、笑



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by moriken1103 | 2014-10-30 23:24 | 学習コーナー | Trackback | Comments(0)

モチベーションビデオ

いよいよ全国高校サッカー選手権 大分県大会がせまってきました。


そこで、『 大分豊府高校サッカー部のモチベーションビデオ 』 作成しました。



ご父兄並びに選手達にはLineやTwitterなどでURLが届いていると思いますが、まだの方はご連絡ください。


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モチベーシンビデオ(MV)といえば2009年チャンピオンズリーグ決勝戦前にFCバルレロナが観てモチベーションを高めたことで有名ですが、


日本国内ではその効果に付いて、やはり2009年頃から研究がされはじめたようです。




近年ではプロチームのみならず、強豪チームなどではかなりの頻度で作成されているようですね。



MVの効果(自己効力感、集団効力感、集団凝集性)については、また改めてご紹介したいと思いますが、




一つ大切なこと!!



このMVを視聴する最適なタイミングは試合直前か試合1時間前です。



MVの効果は8時間を過ぎると消えていきますので、前日見るのは効果がありません。


また、直前に初めて見ると興奮してプレーが空回りする可能性があり、そのためにも1週間前に一度見ておくことが大切です。



つまり、最適な視聴タイミングは 『1週間前と、試合直前(もしくは試合1時間前)』 です。




「俺ってかっこいい!!!!!」と、毎日見ないように! 大切!!



お父さん、お母さんは、隠れて観てください!!
by moriken1103 | 2014-10-07 17:37 | 豊府高校サッカー | Trackback | Comments(0)

スポーツ医学シリーズ1~朝ごはんで熱中症対策 (今から!!)

厚生労働省の人口動態統計月報の熱中症による死亡率は近年になって増加傾向です。


日中最高気温が31℃を超えると熱中症での救急搬送が増えることが分かっており、暑さが理由であることは明らかです。


しかし、それだけ?昔も暑い日はありました・・・・





学校管理下(部活や体育)において熱中症がもっとも起きやすい時間帯をごぞんじでしょうか?

なんと!!午前10~12時が最も多く

次に12~14時、次に14~16時となります。  005.gif


通常なら一番気温が上がる午後の14時あたりが多いと予想するのですが。

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参照(国立スポーツ科学センター)




この時間帯、気温の上昇に身体が対応できないということが考えられますが、それだけでしょうか?




人間は夜就寝中に約700mlくらいの水分が失われると言われてます。


そうです、朝は体が脱水になっているのです。  008.gif



朝食で十分な水分が補給されず、運動に臨むと午前の終わり頃が一番危険な状態になるわけです。納得!





そこで今回、注目するのが、朝ご飯です。



朝ご飯をしっかり食べることが熱中症の予防につながるというのです。




朝ご飯(和食)には結構な水分が含まれてます。

ご飯どんぶり一杯280gには約200mlの水分が含まれ、味噌汁一杯は150mlの水分、お茶など飲み物100mlとすると合計450mlの水分になります。

また接取カロリー1000キリカロリーにつき体内で130mlの代謝水が生まれます。
朝ご飯が500キロカロリーとして60mlほどの代謝水も加算され、朝飯で合計500ml超の水分を摂取したことになります。
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そして、塩分=ナトリウムなのですが、味噌汁一杯のナトリウムは飲む点滴経口保水液とほぼ同じです。
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おかずで塩分さらにプラス



つまり、朝ご飯(和食)をしっかり食べるということは、経口保水液500mlを飲んだこと以上に匹敵するわけです。  049.gif






塩をとれというのは水だけの摂取だと、血液の膠質浸透圧の関係で汗をかきやすくなり、過剰の水分が汗として逃げていきやすくなります。


汗がたくさん出るということは、再び脱水になりやすいということと同時に汗とともに塩分や鉄分も汗から大量に失われることになるのです。



朝十分な水分と十分な塩分を摂取することで、脱水を補正し、同時に塩分の補充し、身体の準備完了!!



ジュースのみ、簡単な朝ご飯(トースト1枚のみ)なんてのには熱中症の危険因子となりうるわけです。




日頃しっかりと朝飯を食べてない習慣の子は、言われたからといって、なかなか食べれるものではありません。





朝飯に、どんぶり飯に味噌汁と塩分のあるおかずをガツガツ食える身体作り、生活作りは暑くなってからでは遅いのです。




今からしっかり朝飯の習慣を!!!


和食でなくても、水分と塩分がしっかり摂れれば、洋食でもかまいません。




もちろん、朝食だけで熱中症を予防できるものではありませんが、起こしにくい身体つくりには大切なことですね。




出典は西別府病院の松田先生(元なでしこユースのチームDr)にご許可を頂き、「スポーツ医学センターの資料」からです。
by moriken1103 | 2014-04-24 13:55 | スポーツ医学 | Trackback | Comments(0)

サッカーにおける頻回のヘディングは大脳白質障害をもたらしうる・・・・かもしれない


米学術雑誌 Radiology2013;268:850-857 に掲載されたショッキングな記事です。



米アルバート・アインシュタイン医科大学、神経放射線学者のマイケル・リプトン氏によると、

若くて健康なアマチュアサッカー選手37人を対象として、集中力と記憶力をテストするとともに、脳の断層撮影検査を行った。

ヘディングを年間800― 1500回以上行った場合、脳への異常が確認でき、1800回を超えると記憶機能に変化が表れたという。


ただしこの水準には個人差があり、今回の調査は対象が少ないなどの問題もある。

リプトン氏のチームはさらに多くの選手の協力を得て調査を進める方針で、「ヘディングの回数の制限を提言できるような段階には至っていない」と強調している。





微妙な報告ですが、まあ過度な回数は影響しうるということは想像がつきます。



サッカー選手がボクサーみたいにちょっと・・・・って、印象は持ったことがありませんので、一般的な練習、試合レベルでは大丈夫でしょう。


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by moriken1103 | 2013-12-15 09:58 | サッカー話題 | Trackback | Comments(0)

スポーツ医学シリーズ~~もろもろ

1、貧血編

小学校から凄く将来を有望視されていた女子選手が成長期のある時期から急に伸びなくなるというケースがよくあるそうです。

選抜チームから外されたりして、将来をあきらめることも多々あるそうです。

彼が、そのような選手のメディカルチェックをすると、すごく高い頻度で貧血であることが多いのだと。

バリバリのスポーツ選手なので、まさかひどい貧血だとは周囲も本人も思ってない。

これは、激しいトレーニングで筋肉が作られる時に、大量に体内の鉄分が消費されることが原因だそうです。

この鉄を補おうとするには、かなり気をつけた食事が必要なんだそうです。

そのことに気づかずに、能力を出せずにいる選手がたくさんいるのだそうです。

とくに女子に多いのですが、成長期の男子にもあてはまることです。



2、脱水は視力障害を起こす

4%の脱水で10%の視力障害が生じるそうです。

この視力障害は、サッカーの試合の後半、トラップを失敗したり、いいセンタリングからのシュートを打ち損じたりする原因になります。

微妙な視力低下が、後半大事な部分での得点の分かれ目を左右するわけです。

いかに、脱水になる前にこまめに水分を補給するかが大切なわけです。

熱中症予防だけでなく、水分補給は勝敗につながるわけです。



3、成長期のトレーニング:標準化成長速度曲線

標準化成長速度曲線なるものがあり、成長期の子供の身長を毎月測ることで、発達段階を4つに分けることができます。

phase 1: 小学校低学年のころから年間数cmの伸びで安定している時期

phase 2: 小学校高学年から中学にかけてで身長が急激に伸びる時期(スパート期)

phase 3: 身長が最大に発育する年齢(PHA: peak high ageという)から年間1cm以内になるまで
        PHAの年齢は個人差があります

phase 4: それ以降

このための成長曲線解析ソフトなるものもあり、子供達の身長を毎月記録することで、解析してくれます。


そして、成長期にあわせて

フェーズ1の段階では主に神経系のトレーニング、

フェーズ2から3の段階ではスタミナ強化を中心としたトレーニング、

マシーンやダンベルなどを使ったパワアップのための筋力トレーニングは、フェーズ4の開始、もしく
はフェーズ3の終わりに近づいてからとなっています。


このようにして、的確なトレーニングで将来のアスリートを育てるわけですね。


ダルビッシュは中学3年間で26cmも身長が伸びました。

その代償として長くつらい成長痛になやまされてました。

そこで、彼の将来を考え、高校時代は下半身に負担がかかるランニングを含めたトレーニングはいっさい行なわず、チーム内でもダルビッシュ用の独自メニューでトレーニングを行なっていたそうです。

あれがなければ、今のダルビッシュはなかったかもしれないと。
by moriken1103 | 2013-09-03 11:48 | スポーツ医学 | Trackback | Comments(0)

DVD

さて、この佐々木監督のDVD「目指せレディース・トップ・フットボーラー」ですが、

内容は充実してますよ。


スキル・個人戦術・グループ戦術・チーム戦術の解説は、女子のみならず、男子にとっても充実した内容です。






二枚のDVDで

DISC 1 スキル&個人戦術

Chap.1 ウォーミングアップ法

Chap.2 攻撃 (ドリブル・フェイント、キックなど)

Chap.3 守備 (アプローチ・タックル・クリアなど)

スポーツドクターによるフィジカルメンテナンスについて:ケガとその予防


DISC 2 グループ戦術&チーム戦術

Chap.1 ウォーミンgフアップ

Chap.2 グループ戦術・・・攻撃 (サポート、2人称・3人称での仕掛けなど)

Chap.3 グループ戦術・・・守備 (チャレンジ&カバー、プレスバックなど)

Chap.4 チーム戦術・・・攻撃 (バイタルエリア&ニアゾーンの攻略など)

Chap.5 チーム戦術・・・守備 (各ゾーンでの守備について)

 スポーツドクターによるフィジカルメンテナンス解説:ヘルスコントロール


といった内容で、上記内容の練習方法から分かりやすく説明されてます。





友人のM君ははDISC2で出演するのですが、彼の話はいつも興味をそそられます。

このDVDより話が多少広がりますが、


例えば、

1、貧血編

小学校から凄く将来を有望視されていた女子選手が成長期のある時期から急に伸びなくなるというケースがよくあるそうです。

選抜チームから外されたりして、将来をあきらめることも多々あるそうです。

彼が、そのような選手のメディカルチェックをすると、すごく高い頻度で貧血であることが多いのだと。

バリバリのスポーツ選手なので、まさかひどい貧血だとは周囲も本人も思ってない。

これは、激しいトレーニングで筋肉が作られる時に、大量に体内の鉄分が消費されることが原因だそうです。

この鉄を補おうとするには、かなり気をつけた食事が必要なんだそうです。

そのことに気づかずに、能力を出せずにいる選手がたくさんいるのだそうです。

とくに女子に多いのですが、成長期の男子にもあてはまることです。



2、脱水は視力障害を起こす

4%の脱水で10%の視力障害が生じるそうです。

この視力障害は、サッカーの試合の後半、トラップを失敗したり、いいセンタリングからのシュートを打ち損じたりする原因になります。

微妙な視力低下が、後半大事な部分での得点の分かれ目を左右するわけです。

いかに、脱水になる前にこまめに水分を補給するかが大切なわけです。

熱中症予防だけでなく、水分補給は勝敗につながるわけです。



3、成長期のトレーニング:標準化成長速度曲線

標準化成長速度曲線なるものがあり、成長期の子供の身長を毎月測ることで、発達段階を4つに分けることができます。

phase 1: 小学校低学年のころから年間数cmの伸びで安定している時期

phase 2: 小学校高学年から中学にかけてで身長が急激に伸びる時期(スパート期)

phase 3: 身長が最大に発育する年齢(PHA: peak high ageという)から年間1cm以内になるまで
        PHAの年齢は個人差があります

phase 4: それ以降

このための成長曲線解析ソフトなるものもあり、子供達の身長を毎月記録することで、解析してくれます。


そして、成長期にあわせて

フェーズ1の段階では主に神経系のトレーニング、

フェーズ2から3の段階ではスタミナ強化を中心としたトレーニング、

マシーンやダンベルなどを使ったパワアップのための筋力トレーニングは、フェーズ4の開始、もしく
はフェーズ3の終わりに近づいてからとなっています。


このようにして、的確なトレーニングで将来のアスリートを育てるわけですね。


ダルビッシュは中学3年間で26cmも身長が伸びました。

その代償として長くつらい成長痛になやまされてました。

そこで、彼の将来を考え、高校時代は下半身に負担がかかるランニングを含めたトレーニングはいっさい行なわず、チーム内でもダルビッシュ用の独自メニューでトレーニングを行なっていたそうです。

あれがなければ、今のダルビッシュはなかったかもしれないと。


M君から聞いた話題で、すべてはこのDVDには入ってないのですが、ためになる内容が満載でした。



Amazoneで2枚組 ¥5240です。
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by moriken1103 | 2013-09-02 23:50 | サッカー話題 | Trackback | Comments(0)

筋肉打撲はまず圧迫  (その後の回復を左右します)

打撲したらまずどうする????冷やすだけでいいの?

筋肉の打撲時の対応、初期の基本対応はPRICEです。
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皆さん、安静とアイシング、保護は理解できますよね。

では、圧迫・挙上にはどのような意味があるかをお伝えします。

筋肉を打撲すると内出血を起こすのはよく目にすると思います。

筋肉への打撲の程度がひどいほど、深く広範囲に内出血が発生します。

この内出血が曲者なのです。

内出血が発生した筋肉内では、組織の修復活動つまり細胞の増殖が行なわれます。

この修復活動が過剰になると、つまり細胞増殖が進むと、筋肉が固くなったり、筋肉同士が癒着(くっついたり)します。

その結果、筋肉が伸びにくくなったり、収縮力(機能)が落ちたり、関節の動きが悪くなったりするわけです。

当然、復帰は遅れますよね。
いや、以前のように思うように動かなくなるかも・・・、


これを、防ぐためにはできるだけ局所の内出血量を抑えることです。

では、局所の内出血を抑えるためにはどうすれば?

そうです、まず圧迫です。

局所を強く圧迫することにより、切れている血管からの出血を止め、止血できます。

したがって、筋肉の打撲の場合、アイシングが一番ではなく、まず局所を強く圧迫するのが一番です。

とくに受傷後一時間以内がもっとも重要です。

アイシングのみよりも、多少痛がってもしっかり圧迫することのほうが大切です。


挙上の意味は、心臓より高いところ位置させることで、やはり少しでも出血を少なくするということですね。


そして、もう一つ、損傷した筋肉が固くなって伸びにくくなるのを防ぐために、受傷した部分の筋肉は伸展(伸ばした)状態で保持することが勧められています。
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ただし、靭帯損傷や関節の損傷には無理な伸展はさせないでください。
あくまでも、筋肉の損傷です。


受傷後一時間のこれらの対応が、とても重要で、その後の早期復帰ができるかどうかを左右することとなります。

先ずは圧迫ですよ。




最後に、局所の内出血は最大48時間も続くことがあるそうです。
圧迫は通常1時間程ですので、その後のアイシング、挙上の継続が重要
なこともお分かりかと思います。
当然、この間はマッサージは禁忌です。


リハビリは筋肉の可動域回復に必要で、軽症で2~3日、重症で4~5日経ってから開始です


参考文献:FIFA医学評価研究センター(F-MARC)サッカー医学マニュアル (←クリックで内容閲覧できますよ!)
by moriken1103 | 2011-02-27 20:15 | スポーツ医学 | Trackback | Comments(0)