センター試験のニュースで思い出すこと 1

S先生は高校2年の担任でした。

私が最も苦手とする国語の先生です。


高校2年といえば修学旅行、関西~長野の周遊数日間がメインイベント。058.gif

ただ、この修学旅行、つい盛り上がって我がクラスは男子も女子もほぼ全員お酒をちょっと飲みました。

皆でなんとなく盛り上がって、ちょっとづつ! まあ、楽しかったぜ!!!!068.gif


しかし、不幸にもそのことが他のクラスからの情報でか発覚してしまい、取調べを受けるはめに、

取調べを受けたのは私とS君二人。057.gif

私たちはやむなく飲酒は認めたものの、二人だけで飲んだことにしました。

まあ、実際飲んだ量も多かったし・・・確信犯だったことは間違いなかったので、皆を巻き込むわけにはいきませんでした。

最後までどんなにしつこく言われても「二人で飲みました」と。


結局、二人で謹慎だったか始末書だったか??    しばらくはつらい日々が・・・


その時担任のS先生はクラスの連中のことを知ってか知らずか、私には「修学旅行で飲酒ぐらいのことを気にするな!若い君たちにはそんなこともある!」と慰めてくれました。

いい先生でした!!・・・




そんなトラブルも収まった高校2年の冬、S先生から問題児は職員室に呼び出されました。

「君は国語が大変苦手なようだから、今から二人で添削形式の勉強をしよう」という提案でした。

確かに苦手でいつも点数は満点の半分くらいしかとれないのだけど、苦手イコール嫌いな科目なわけで、あまり気乗りはしませんでした。

しかし、いつも淡々としているS先生が情熱的に見えて了承するしかありませんでした。



それからというもの、問題を貼った大きな大学ノートを受け取ると、私が翌日答えを書いて提出。

すると数日後には赤い字でものすごい量の解答解説が書き込まれて帰ってきました。

何時間かかって書いたんだろうって量でした。

解説を読むのが大変で・・・


その生活は1年近く、繰り返されました。

放課後職員室のS先生の机の上にノートをとりに行ったり、置きに行ったり。


すでに3年生の担任でなかったのですが、なぜか続けてくれました。

正直、自分のクラスの生徒もいるだろうにこんなに私のノートに時間を割いてくれるのはなんで?って不思議でした。


1年後センター試験で、私は国語が満点でした。072.gif

今まで半分しか取れなかった生徒が・・・・・満点


志望校にも合格。

その時にS先生がお祝いの手紙を送ってくださいました。
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達筆で読めない部分もあったのですが、一字一字にこもる熱心な心が感じられました。


あの時先生はなぜ私に???


あの時クラスの飲酒のことを黙っていたことに気づいてたのでしょうか、それとも出来の悪い子供に救いの手をさしのべようとしてくれたのでしょうか?



いずれにしても私の人生において大きな出会いであったことで確かです。


毎年センター試験のニュースを見るたびに定宗先生と机の中のこの手紙を思い出します。




付録   こちらもちょっといい話ですよ。


by moriken1103 | 2012-01-19 19:28 | 独り言 | Trackback | Comments(0)
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