今は大学生の長男が中学2年の夏、サッカーの試合で鎖骨骨折した時の話です。 さあトップチームだ、レギュラーだという矢先の骨折でした。 ずいぶん落ちこんだけど、とにかく治して復活だ! と、ギブス生活に耐え、部活の試合には応援に出かけてました。 整形の先生から、「だいたいいいでしょう。サッカーしていいよ!」と言われた翌日、練習中転倒して、ふたたび同じ場所を骨折! 落ち込みましたね。地の底まで~、 やる気激減、勉強も・・・・・、 ただ、サッカー復活したいの微かな望みに頼りながら、仲間に支えてもらいながら耐え、過ごしていました。 今度は十分な骨の復活を待って、復帰。長い、長~いブランクでした。 相当うれしかったのでしょう。体力も省みず、試合では猪のように走ってました。 ・・・・・・、なんと、今度は膝の靭帯損傷!! 我が息子はこのまま愚れるのではないか? と心配・・・いや、私なら愚れるだろうな、と思いました。 ギブスをつけて、魂は抜けたまま・・・・、 放浪・・・・・じゃなくて、いちよう街中を母親と歩いていたら、男性に声をかけられました。 トリニータの西山哲平選手だったそうです。 「きみどうしたの?サッカーしてるの?」みたいなことを聞かれ、事情を話すと 「自分も足を骨折したときは辛かったよ。がんばってちゃんと復活したから、君もがんばれよ!」 と。 そして、目の前にあったペットショップの店員さんに、紙とペンを借りてサインしてくれたそうです。 本人はどう感じたかは知りませんが、私の目から見て、切れかかっていた糸が急に太くなったような気がしました。 その後、無事に復活し約半年近くのブランクも克服し、最終的にはチームの一員としてサッカーを楽しめるようになりました。 辛かったでしょうが、精神的に成長するきっかけになった気がします。 西山選手との偶然の出会いは幸運でした。 それにも増して西山選手のスポーツマン、プロとしての優しさに、感動でした。 何かを信じてチームを思い続け、それ以上に仲間から支えてもらったことで、友人の大切さを特に重んじる子に成長しました。 (今では大学で毎晩、友達と酒盛り・・・ですが、) チームは勝利で終えることは出来ませんでしたが、宝物を見つけたようでした。 自分がどんな状況でも、仲間に対して、チームに対して信じて何かを与えれば、何倍もの喜びになる。 と 「The prize is in the process!」 ご褒美はその過程にあるのです! ゴールをしたらご褒美、ではないのですよ。 No11さんの言葉「今うちに足りないもの、結束力、仲間を信じる心、そして願望」 を見て、ちょっと昔のことを思い出しました。
by moriken1103
| 2010-12-12 13:25
| 独り言
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