リフティングの目標~回数だけじゃない~

リフティングが上手い人が必ずしもサッカーが上手いわけではない、と言う方もいます。

確かに、キック力・スピードがあれば・・・、


しかし、ボールタッチの習得にリフティングが凄く重要なことは間違いないでしょう。

以前ブログ「西の台JFCサポータ(5年生)」のブログで大阪のKENTA君の凄いリフティングの動画がありました。

あれは凄すぎる。
しかし、西の台のみんなは何処を目指せばいいのか?
回数がすべてなのか?
リフティングが上手くなるとどうなるのか?023.gif

今日はそのヒントになるかもしれません。



では、まずこの子の足首の柔らかさ、ボルタッチの柔らかさ、ボディーバランスそしてリズム感を目に焼き付けてください。005.gif




さあ、みんなのリフティングは・・・・、


大きな違い注目点は膝の柔らかさ・硬さです!!!


上の子のリフティングは軟らかい動きですよね。
膝が曲がっているんです。だから、軟らかいし、リズムもいい。




では、比較的多い、膝がまっすぐに伸びたロボットのようなリフティングの動画を2つ。
まず下級生編


すごく上手いですね。
膝をまっすぐに伸ばし、腰を曲げて足全体を90°の位置まで持ち上げ、きちっとインステップでヒット。いわゆるロボットリフティングです。
簡潔に表現すると「足の付け根の関節(股間節)だけで足を動かしている」と事になります。
最初はみんなここからはじまるのでしょうが。


ちょっと上手くなった選手編

 


どうですか、上級生の皆さんに比較的近い動きではないでしょうか。
一般的に見て上手なリフティングですね。
しかし、一番最初の動画のリフティングと比較して、明らかに膝が伸びてますね。
つまり、簡潔に表現すると「足の付け根の関節(股間節)だけで足を動かしている」と事になります。
まだ、全体に硬い印象を受けます。



では、次のステップのリフティング


ではプロ小野伸二選手のリフティング



膝・股関節が軟らかく感じますね。動きが軟らかくナチュラルです。006.gif
ポイントはボールを蹴る前に股関節と膝が曲がっているところです。
 そして、完全に足が伸びきる前にボールを蹴っていますよね。
 ですから、見ていて違和感がないのです。やはり膝ですね。膝が曲がってます。


 これを身につけていると、浮き玉やクロス等で飛んできたパスなどでボールを受ける時大変役に立ちます。




この柔らかさを出せるリフティングができるということは試合中のボールタッチの柔らかさ・正確さの上達が容易に想像できますね。

練習のリフティングは上下の動きです。
試合中のボールの動きは上下だけでなく、水平方向、斜め方向とあらゆる角度で対応しなければいけません。
ロボットリフティングで回数を増やすことだけを目標といするのではなく、ボールタッチ能力を上げるために、膝・股関節の柔らかさ、リズム感をあげるためのリフティングを意識してみてはどうでしょう。
動画でイメージアップです。
by moriken1103 | 2010-11-14 13:12 | サッカー話題
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