インナーゲーム

大学時代はテニス漬けでした。
完全に毎日2~3時間は練習してた。土曜・日曜日は昼からずっとなんてしょっちゅう。
そんなに毎日練習しても、最初はなかなか勝てなかった。
ところが、勝ち始めたきっかけの一つに2冊の本がありました。
たしか「インナーテニス」「インナーゲーム」。072.gif
ちょっと古い本ですが、テニスに限らず世界中のトッププロが実践していた、集中法の紹介です。昔の記憶の話ですが・・・・

大事な場面ほど選手は緊張する。
緊張して、アドレナリンが分泌されればいいプレーができるか?
一発勝負なら、一か八かなら、ともかくも、答えはノーです。
いかに平常心で、プレッシャー無く、伸び伸びと普段の最高のプレーを出し続けられるか、が大切なのだと。集中力とはそこなんだと!


そのためには、
 例1:テニスの試合中のインターバルや、サーブ前など、ボールのケバケバを見てそこに集中する。ケバケバに集中しているから、余分な力みが消える!
例2:緊張しかけたとき、自分の呼吸に集中する。あるいいは、緊張度を1~10段間でどこに相当するか自己評価する。つまり、自己評価する自分に集中することによって、本来の緊張を忘れるっていう目的です。
例3:テニスのストローク、特に試合前の練習などで、「弾んで・・打つ」と言葉で繰り返す。ボールが地面に当たる瞬間にあわせて「弾んで」とつぶやき、打つタイミングに合わせて「打つ」ってつぶやくのです。声をタイミングに合わせることに集中することで、余計な力が抜けるし、緊張も忘れるし、ストロークもよくなる!!
(テニススクールでコーチのアルバイトしてたときに、全くの初心者へ教える際、細かなことは教えずに、この「弾んで・・・打つ」をさせると、あっという間に信じられないぐらい打てるようになってました。絶対的自信!!)
もっと、いい話はいっぱいありますが・・・・、

サッカーでは具体的にどう活用?・・・ボールのタッチにはリズムや感覚的な要素が多そうだから、発声法や呼吸法なんてのはいいかもしれない。そして、なによりも気合の抜けたリラックスでなく、集中したリラックスのヒントになるかも。



イメージトレーニングの大切さにも言及してました。

(場面変わって)
Mケンと風呂場で
「おれもやってるよ、
たとえばクボタがトップに入ったとして、俺がクボタにパス出すと、クボタからパスが帰ってくる、
それをダイレクトでモリキョウに出して、モリキョウがいっきにゴールへ突っ込み、シュート、
とか、
モリキョウがライン際を上がり、俺がちょっと遅れてふくらみながら上がって、モリキョウからディフェンスの裏(キーパとの間)へセンタリング、
それを俺がサイドキックで確実にシュート。
このシーンは3月の6年生のみんなんカップで明野北に1-0で勝ったときのシュートなんだけどね。」
なるほど、ある程度は経験からいいメージは残ってるんだ。
もっと、たくさんのシーンを想像してイメージトレーニングしたらもっと幅が広がるんじゃないの。

「そうだね。
けど、俺6年のサブだからいつも試合見ながら、すごいいいシーンがあったら、俺がそこにいるみたいに想像してるし、
上手くいかなかったら、俺がそこにいて、あーして、こーなって、シュート、やったー、みたいな想像してるよ。
だって、万が一、俺が交代で出るときには、流れが変わったって言ってほしいやん。」
OK!!
ただ、ああすればよかったとか、こうしたらいけない、なんてマイナスのイメージトレーニングはしたらいけないんだって。マイナスのイメージは頭が精神も身体も縛りつけちゃうらしいよ。033.gif

もう一つ、一流プロがやっている一番大切なこと。
それは、「勝ったシーン」を何度もイメージすること。「点を入れて喜ぶシーン」も。003.gif
そのイメージを前もって頭に焼き付けてから、試合に臨むことがとっても大切。

「分かった、じゃ試合で苦しい状況になったらそうしてみる。」
いや、試合中にイメージ脹らませようとしても、緊張したり追い込まれたりしてたら、いいイメージなんて沸かない。前もってしっかりイメージしておいて、試合中は集中プラスリラックスや。イメージがしっかりしてれば、最後まで「勝ったシーン」のイメージに向かって自然と心も身体も動き続けるし、あきらめかけたり、焦って動きが悪くなるなんてならないだって。
「分かった・・・・、もう熱いから先に出るよ・・・・」

へんな緊張や力みの無い集中した状態で、ゲームのイメージトレーニングが自然と実践できたら、成功や・・・!(残されて独り言)。

集中法、イメージトレーニング・・・勝つためのヒントが十分ある気がします。
by moriken1103 | 2009-06-25 22:55 | 独り言
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